メタボの診断と血圧
メタボ検診で行う血圧の測定の目的はそれだけではありません。血圧はあらゆる病気のシグナルであり、生活の乱れを表す指標でもあります。血圧は、薬局や公共機関などで簡単に測ることができます。どの程度の数字だったら深刻なのか、どれくらいだったら大丈夫なのかというのは、ある程度個人差もあり、専門家でないと明確にはわかりません。
メタボ検診で血圧を測れることはプラスになると思われます。メタボ検診による血圧測定では、上が130、下が85mmHg以上の場合は指導の対象となります。メタボ検診で血圧を検査するのは、生活習慣病のひとつとして数えられている高血圧の診断を行うためです。高血圧は動脈硬化を引き起こし、それが脳卒中、閉塞性動脈硬化、虚血性心疾患、心不全、腎障害などの合併症を引き起こす大変危険な状態なので、これを予防するという事は非常に大事なことです。
悪玉コレステロールを減らそう
善玉コレステロールは、血管壁に溜まった悪玉コレステロールを剥がし、肝臓に戻すという働きを担っています。善玉コレステロール量が少ないと悪玉コレステロールが溜まり、それを駆除するべく集まってくる肥満細胞がアテロームという物質になって血管をふさいだり詰まらせる要因になるのです。
コレステロール値が高いと高脂血症となって動脈硬化を引き起こす要因になると言われており、メタボリックシンドロームの予兆と言えます。コレステロールには善玉(HDL)、悪玉(LDL)があるというのは有名な話で、メタボ検診では主に善玉コレステロールの量を測定します。メタボ検診では、コレステロール値の測定も行います。コレステロール値は、肥満、特に脂質異常症について診断を行う際に重要とされる指標です。
一定量の善玉コレステロールがない人は肥満になりやすく、また血管が詰まりやすい体質と言えます。メタボ検診ではこの量が40mg/dl未満の場合は、指導の対象となるようです。善玉コレステロールを増やすには、食生活を改めるのが一番とされています。牛肉やバターなどの動物性脂肪が多い食物はなるべく控え、イワシなどの青魚、納豆や豆腐などの植物性脂肪を採る事で、かなり善玉コレステロールの量を増やす事ができます。
善玉コレステロールを増やすには、適度な運動も非常に有効です。身体を動かして汗を流す事で、善玉コレステロールが増加します。
メタボリックの診断基準って?
肥満状態の際に高血圧と糖尿病も患っているとなれば、これは文句なしのメタボです。肥満や高血圧とは、具体的に定義付けられています。
2008年の4月から実施されるメタボ検診によって、メタボリックシンドロームに対する注目が一気に広まっています。メタボ検診の義務化に伴いこれまでとかく言葉だけが独り歩きしていた感のあるメタボについての正確な認識を求める声が大きくなってきました。メタボリックシンドロームのメタボリックとは、元々は代謝を意味するメタボリズムの事を指し、代謝異常や代謝障害という意味を持つようになります。シンドローム(症候群)が加わる事で、代謝異常症候群となります。
メタボリックシンドロームというのは、代謝異常を引き起こす病気が重なっている状態の事を指すのです。メタボリックシンドロームの定義としては、肥満に加え高血糖、高血圧、高脂血症の状態が2つ以上重なった状態の事を指すという事になります。
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